マキノのどのような点に魅力を感じて入社したのですか？

大学時代は精密工学部に在籍し、機械とソフトの両方を手がけていました。そんな私にとって、機械メーカーでありながらITにも力を入れているマキノは、とても魅力的に映りました。また、まじめな社風も自分の性格に合っているなと感じました。

井上さんはマキノで働きながら、大学院に通っているそうですね。

マキノの「社会人博士課程支援制度」を利用し、2週間に1回、大学院に通っています。授業料はすべて会社が負担してくれて、欠勤扱いにもなりません。本当に恵まれた環境だなと、つくづく感じています。学んだことは、どんどん会社にフィードバックしていきたいですね。

大学院ではどんな研究をしているのですか？

マキノでの業務に直結した内容です。移動ロボットを使って、最適な組立スケジュールを組むシステムの作成に携わっているのですが、大学院では教授にご指導いただきながら、よりスマートなシステムにすべく研究を重ねています。

ITとマキノを組み合わせるとどんなことができると思いますか？または、どんなことをしてみたいと思いますか？

まさに今携わっている移動ロボットを使用した組立がその一つで、ソフト面でもハード面でも先端的な挑戦になります。
マキノではチャレンジングな仕事ができるし、また、機械をより簡単に使用するための音声認識のようなフレンドリーなシステムもできると思います。

これからの“IT×マキノ”を担う志望者にメッセージをお願いします。

私が入社した当時は、ITといえば機械を動かすためのものでした。しかし今では、工場全体をITでコントロールする時代になっています。まさかここまで進化するとは、私自身、想像していませんでした。
お客さまのご要望が多種多様になり、多品種少量生産が進む中、ITの重要性はこれからますます高まっていくでしょう。想像もしないような未来を、みなさんと一緒に体験できたら嬉しいです。

川村さんはIT企業から転職されたそうですが、なぜマキノを選んだのですか？

前職ではシステムの営業をしていたのですが、本当はITをやりたいとずっと思っていました。そんな折、マキノの面接を受けたところ、マキノは今、工場の全自動化など新しい技術にとり組んでいる真っ最中だという話がありました。ITで会社を変えていく場面に立ち会えたら、そして自分がその力になれたら楽しいだろうなと思い、入社を決めました。実際に入社して、工場内をロボットが走り回っていたり、自動で棚が動いたりしていて、驚きました。

実際に入社してみて、どんな印象を持ちましたか？

風通しのいい会社だなと思いました。新しいシステム導入を提案したときなど、想像していた10分の1ほどの時間で決裁が下りました。初めて役員にプレゼンをしたときも、すぐにゴーサインが出ました。こんな会社もあるのかと、驚いたのを覚えています。
しかも、入ったばかりにも関わらず、「やりたいことは全部、提案してほしい」と言ってくださって、とても気にかけていただきました。

現在はどのような仕事を担当しているのですか？

RPA（ロボティック・プロセス・オートメーション）の推進や、AIを使った業務改善など、社内業務の効率化を担当しています。これまで手作業だった業務が、ITをとり入れることで、しくみ自体が大きく変わることもあります。「おかげで便利になったよ」といった声を聞くと、やはり嬉しいですね。

ITとマキノを組み合わせるとどんなことができると思いますか？または、どんなことをしてみたいと思いますか？

業務効率化をさらに加速させることですかね。現在取り組みを行っているのが紙で記録していた機械の情報を電子記録に変えるというものです。次のステップとして、AIを利用し、データ分析を行います。

これからの“IT×マキノ”を担う志望者にメッセージをお願いします。

工作機械メーカーでITというと中々直結しないところもあると思いますが、実際、仕事の幅は広いです。専門のIT会社も魅力的だと思うのですが、“マキノでITという手もある”と伝えたいですね。もし、自分のやりたいことを考えた結果、それがマキノで働くことに繋がれば嬉しいです。一緒に頑張りましょう。

ドイツご出身とのことですが、マキノに入社したきっかけは？

以前から、高品質な工作機械のメーカーとして、マキノのことはよく知っていました。初めて日本の厚木事業所を訪れたときは、どれほど感銘を受けたか、今でもはっきり覚えています。マキノがつくっているのは、工作機械だけではありません。製造業の未来となる土台をつくっているんです。結局、これが私がマキノで働き始めたきっかけでした。

現在はどのような仕事を担当しているのですか？

研究およびイノベーションチームの責任者として多様な業務を行なっていますが、特にIoTとプロセスチェーンの自動化の分野で技術的な問題に取り組んできました。私の意見では、「自動化されたプロセスチェーン」の実現には、少なくともマキノが提供できるインフラストラクチャと専門知識が必要です。この仕事はとても複雑ですが、一方でとても興味深いものです。問題解決するには、他の分野からも多くを学ばなければなりません。

大学院で博士号取得もされているそうですね。

現在、マキノの「社会人博士課程支援制度」を利用し、業務に関連するテーマを研究し、博士号取得を目指しています。会社からは博士論文を執筆する時間や、講義に出席するための休暇も与えられています。研究目的で、大学の施設を使用することができるのもありがたいですね。

ITとマキノを組み合わせるとどんなことができると思いますか？または、どんなことをしてみたいと思いますか？

近い将来、ITとマキノの組み合わせにより、工作機械の操作やプラグアンドプロデュース（生産設備と上位システムを接続し、相互に通信しながら効率的に生産する仕組み）が容易になると確信しています。また遠い将来には、ITとマキノの組み合わせで、マキノがスマートファクトリー実現のための重要なコンポーネントを提供していくことにつながると私は信じています。

これからの“IT×マキノ”を担う志望者にメッセージをお願いします。

必要な知識を身につけるには、好奇心とオープンマインドが重要だと思います。それと、積極的にディスカッションに参加する姿勢も不可欠です。自分なりの意見やアイデアを持って、それをはっきり表明できる力をつけてもらいたいですね。また、マキノは非常にグローバルな会社です。今後、ますます海外との協調が不可欠になっていくでしょう。よって、英語でコミュニケーションできる力も重要ではないでしょうか。

土居さんは現在、MBA（経営学修士）取得を目指し、慶應義塾大学の大学院に通っているそうですね。

もともとは調達部で、６年間国内調達として購買品の品質やコスト、納期の管理をしていました。しかし業務に携わっているうちに、さまざまな非効率を感じるようになりました。そして、それは調達部の中だけでは解決できないとも感じていました。そんなとき、MBA派遣の社内公募があり、会社全体について考えるまたとない機会と考え、手を上げました。

大学院ではどのような勉強をしているのですか？

マーケティング、組織マネジメント、財務管理、生産政策、データ分析など、経営に関わる分野を広く学んでいます。働く中で疑問に感じていたこと、モヤモヤしていたことが言語化され、問題が整理されていくのはとても面白いです。ただ毎日、授業とその予習に追われ、調達の仕事よりつらいと感じることもしばしばです（笑）。ちなみに、私の場合は、2年間の在学中は通常業務から完全に離れ、勉学に取り組んでいます。

MBAでの学びをどう活かしていきたいですか？

今後、多くの仕事がAIに置き換わると言われています。しかし、AIをどう使うかを考えるのは、私たち人間です。使い方を間違えれば、生産効率が上がるどころか、これまで築いてきた信頼を崩すことにもなりかねません。私はMBAでの学びを活かし、全社的な視点でAIとの付き合い方を考え、社員一人ひとりがより生産的な仕事ができる環境をつくりたいと考えています。

これからの“IT×マキノ”を担う志望者にメッセージをお願いします。

マキノは、手を上げれば自分の業務を超えたチャレンジもできる会社だと思います。さまざまなことに疑問を持ち、それを解決しようとチャレンジする精神を、ぜひ大切にしてください。