新しい挑戦に
試行錯誤する日々が楽しい
伊藤暢起 NOBUKI ITO
2017年入社
高等専門学校機械工学科 出身
株式会社牧野フライス製作所
LASER事業部 営業技術部
アプリケーション課
学生時代に知った
工作機械の魅力と、マキノで働く
先輩たちの姿が決め手に
マキノを選んだのは、高専時代、工場見学をさせてもらったのが最初のきっかけです。マキノには高専の先輩が何人も在籍しているのですが、みんなイキイキと働いているのが印象的でした。素直に心から「ああ、いい会社だな」と思ったことを覚えています。
もともと工作機械には興味があったので、最終学年の4月には「マキノに行きたいです」と教授に伝えました。最後まで、心はマキノ一本でしたね。マキノ以外の会社を受けることは、結局ありませんでした。
工作機械は高専の授業で知り、そのときから「触っていて楽しいな」という感覚がありました。試行錯誤しながら加工条件を模索して、自分でプログラムを組んで、機械のスタートボタンを押す。その結果、自分が望んだものができ上がると、ある種の感動と達成感を覚えます。その成功体験がやみつきになったのだと思います。
新しいことを真っ先に体験できる。
レーザ加工機を開発する面白さ
私が所属している部署では、レーザ加工機と放電加工機の開発を行なっています。入社後、最初の2年間はワイヤ放電加工機を担当し、加工技術開発やテスト加工をしていました。その後レーザチームに異動になり、現在はレーザ加工機の加工技術開発やテスト加工の仕事をしています。
レーザ加工機は、マキノの長い歴史の中でも新しい事業であり、大きなチャレンジでもあります。前例のないことばかりなので大変なことも多いですが、新しいことを真っ先に体験できる面白さや、ゼロから試行錯誤して取り組める面白さは、他では味わえないと思います。そんな新規事業に立ち上げ初期段階から関われたことをとても嬉しく思っています。
レーザ加工機はどんな分野で活躍しているかというと、わかりやすい例が半導体ですね。私たちがふだん使っている携帯電話をはじめ、身近にある様々なものに半導体は使われているのですが、そのサイズがどんどん小さくなっているのです。微細化している半導体をつくる過程で、数十ミクロン単位の小さな穴を開けたいという要望があったとします。そんなとき、従来の切削加工では穴径が小さすぎて手間やコストがかかってしまいます。放電加工機も同様で、しかも通電しない材料には加工できないという制限があります。そんなとき、レーザ加工機がひとつの答えになるのです。
マキノのレーザ加工機を
世界に広め、
「自働化」に貢献したい
レーザ加工機は、これからどんどん伸びていく分野だと思っています。そのキーワードは、「自働化」です。
レーザ加工機は、通常のマシニングセンタや放電加工機と比べて、加工にかかる時間が非常に短くて済みます。ある程度自働化してしまえば、ロボットと組み合わせて一度にたくさんの量を加工することができるでしょう。しかもレーザ光なので、通常のマシニングセンタのように工具が摩耗することは基本的にありません。人の手をわずらわせることなく半永久的に使い続けることができるのです。その点で「自働化」との相性はいいと思いますし、労働力不足が深刻な現場のニーズに応えていけるのではないかと思っています。
将来的にはレーザ加工機の拡販に取り組んでみたいですね。現在は国内での活動に注力していますが、今後は世界に向けてレーザ加工機を売り出して「レーザ加工機といえばマキノ」と言われるほどの存在になれたらいいなと思います。
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