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Dialogue
IT × マキノ TOP対談

僕らといっしょに働かないか?

こんなプロジェクトをやってみないか?

中野:
具体的な仕事の話になるけど、藤田さんのS.I.T.本部では、デジタル技術を用いて工作機械の付加価値を上げる製品・サービスをつくっている。一方、私の情報システム部は、マキノの従業員がお客さまで、主に社内向けにサービスを提供している。ITといっても業務内容はけっこう違うんだけど、一緒に汗を流したITプロジェクトもあったよね。たとえば「Makino Cloud Cam」とかは、難しいプログラミングのところはS.I.T.本部に担当してもらって、ベースとなるインフラやネットワークは情報システム部が準備しましたね。
藤田:
「iAssist」(製造支援モバイルロボット)もそうでしたね。「iAssist」はお客さまの工場内にサーバーを置いて、そこから制御するんですが、中野さんが今チャレンジしているのは、そのサーバーをなくす、ないしは減らすという試みです。
中野:
5Gのインフラにソフトウェアを入れ込むことで、「iAssist」が使えるような環境がつくれないか試行錯誤しています。うまくいけば、お客さまからすると導入コストを抑えることができるし、保守もしやすくなる。5Gについては、すでに厚木事業所にアンテナも立っていて、近く正式にスタートする予定です。これが今すごく注目されていて、いろんなところから問い合わせが来ています。
藤田:
こうしたプロジェクトをスピーディーに展開できるのは、社長との距離感が近いおかげですね。転職組だからよくわかるけど、一般的な会社では稟議を通すのにいくつもハンコをもらわなくてはいけない。でもマキノの場合、社長決裁が必要な稟議でも、その日のうちに決裁されたりする。
中野:
社長室はガラス張りで、扉はいつも開いています。立派なプレゼン資料をつくる必要もなく、「ちょっと今いいですか?」って時間をもらって、ホワイトボードにサッと内容を書いて決裁してもらう。非常に動きやすい会社です。ところがマキノは製造業で、一部上場企業だからなのか、保守的なイメージを持っている人が多い気がしますけど、IT人財採用ではこの点について声を大にして伝えたいですね。