海外駐在員レポート海外拠点
マキノの活躍は世界へ
アメリカや中国、ドイツ、シンガポールをはじめ成長著しいインドに海外拠点を置き、
そこにもマキノの社員が働き日本とグローバルに連携を取りながら業務を進めています。
海外拠点での駐在員レポート
各拠点の国旗をクリックすると
社員のメッセージを見ることができます。
アメリカや中国、ドイツ、シンガポールをはじめ成長著しいインドに海外拠点を置き、
そこにもマキノの社員が働き日本とグローバルに連携を取りながら業務を進めています。
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アメリカ
杉野 貴昭TAKAAKI SUGINO
Makino Inc.
航空機構造部品を生産するお客様を担当しています。機械導入をご検討中のお客様には、テストカット、時間見積もりを行い、受注の獲得を目指します。導入したお客様には、操作トレーニング、生産立ち上げサポート、工程改善のアドバイスをご提供しています。
高性能な機械の能力を最大限発揮していただくためには、加工方法、切削条件選定、工具選定が重要で、経験に基づいた適切な提案が求められます。機械を販売して終わりではなく、導入後のお客様へのサポートを通じて、機械のみならず「MAKINO」という会社にご満足いただくことが最大のミッションです。
業務に関しては、業務内容自体がとてもやりがいのあるものですが、日本国内勤務の時から海外のお客様のご対応をする機会が多かったため、駐在員だから経験できる特別なやりがいや難しさは無いように感じています。しかし海外で生活することは新しい発見の連続で想像以上に楽しく、また正しく英語が理解できなかったために思わぬ落とし穴にはまることがあります。
月並みな言い方ですが、海外出張では経験できない異文化の生活に溶け込むことが駐在員のやりがいだと思います。 When in Rome do as the Romans do!
※掲載内容は2017年12月にインタビューしたものです。
フランス
武石 拓也TAKUYA TAKEISHI
Makino France S.A.S.
主な仕事は大手お客様の障害サポートですが、現地サービス員、またお客様とのコミュニケーションを築き、サービス員の技術向上を図ると共に自分自身の技術向上も合わせて目指しております。
フランス自体駐在の事例が少ないこともあり、現在サポート中の大手のお客様でも多数のマキノの機械をサポートしており、お客様の保全と共に作業をすることでお客様側でもメンテナンス技術の向上をさせることも同じ狙いです。
もっとも難しいことはコミュニケーションです。
言語に関してフランス語しか話せないという人が多く、英語のみではコミュニケーションが難しい場面が多くあります。しかしながら、お客様の保全の方と作業する場合などはお互いに、相手はフランス語を教え、私は英語を教えるといった形で技術だけでなく仕事をしながらお客様とも絆を築くことがひとつのやりがいです。
現地のサービス員と会話する際も日本と現地での文化の違いに驚きながらもコミュニケーションをとり、お互いにわからないことを教えあうように仕事ができるところはとても嬉しいです。
駐在中に英語能力の向上に合わせて第3言語としてフランス語を習得することも難しいことではありますがひとつのやりがいだと感じております。
またフランスにいることもあり、ヨーロッパ圏の国々を旅行できることも駐在員だから経験できる楽しみのひとつです。
※掲載内容は2017年12月にインタビューしたものです。
ドイツ
日置 浩景HIROAKI HIOKI
Makino Europe GmbH
担当業務はマシニングセンタ(MC)サービスチームへのサポート全般、テクニカルサポートです。仕事内容は日本国内サービス同様にお客様工場への機械据付(Installation)、納入機トラブル時の対応(Service)、お客様要望による後付け改造(Retrofit)、スペアパーツチームからの部品選定依頼(Spare parts)、ヨーロッパ全土 Makino Europe service 及び弊社代理店 FSE(Field Service Engineer)への技術トレーニング会の講師担当(Training)などなど。
駐在員としてのミッションは現地サービスチームの底上げです。メンバーの技量と意識を高め顧客満足度向上に寄与します。
駐在員のやりがいとして、自身で様々な業務にたずさわれる事があると思います。日本国内と比べチームや人員が少なく Makino 経験の浅い人達が多いです。その中で Makino Tokyo の意思を伝えつつ個々の案件を迅速に解決出来るよう時には多岐にわたり奮闘します。
難しさはやはり国々で異なる考え方や意識の違い、カルチャーも異なり言語も違います。そんな中での共通言語は英語です。赴任地は南ドイツですがフランスやスペインなどヨーロッパ全土への出張もあり、やはり英語でコミュニケーションがとれる事が重要と考えます。
※掲載内容は2017年12月にインタビューしたものです。
シンガポール
松本 大DAI MATSUMOTO
Makino Asia Pte Ltd
マキノアジア製品の品質向上に関わる業務全般になります。一口に「品質」と言っても製品品質、工程品質、そして顧客満足度なども品質の一つと言えます。これらを向上させるあらゆる活動を、品質管理の側面から行っていくのが私のミッションです。
シンガポールはあらゆる人種・民族・宗教が同居する「モザイク国家」です。
そういったこともあってマキノアジアのスタッフ間においても「常識」というものの幅や差が非常に広く、「言えば分かる」ということはまずありません。
特に技術的なことに関しては、メールだけのやりとりでは齟齬(そご)が生じることが多いので、とにかく現場で現物を皆で見ながら議論をするように心がけています。これは逆に、世の中には様々な価値観が存在するということを身を以て学ぶ貴重な経験でもありました。駐在員の業務を遂行する上で、文化・習慣の違いで苦労をすることもある反面、日本では思いもしないようなアイデアにハッとさせられることも多々あります。
また逆に日本では当たり前と思っていたことが、他のローカルスタッフにとって驚くようなことであったりもします。こういったことを繰り返すことが最終的にお互いの成長につながり、最終的に業務の改善や品質の向上に繋がっていくのだと思います。
※掲載内容は2017年12月にインタビューしたものです。
タイ
野口 尚久NAOHISA NOGUCHI
Makino Thailand Co., Ltd.
主にお客様の加工物に対し、機械選定、加工提案、受注後の加工立上げを行い、タイ人スタッフの教育をしています。タイでは多くの日系企業が進出しており、少ない日本人駐在員が生産ラインの管理をしています。そういったお客様に、私はタイスタッフのみで管理のしやすい提案や技術相談を行い、マキノの技術力を広げています。
また、タイ国内だけでは達成できない大型案件も、日本と連携を取る事で円滑に提案から受注までできる様、動く事も駐在員としての仕事です。
一番の課題は教育です。スタッフの入れ変わりの早い海外では、知識を文章として蓄積することが大事と考え、時間がある際には資料作成を行っています。次に、お客様や協賛メーカ、商社との情報交換も重要です。他の方々から情報を引き出し、早い段階での情報取得と日本との共有が利益につながると考え、行動しています。
日本とは違い仕事量も多く、自分の判断で動かなくてはならない事があり、やりがいは日本以上だと思います。また日本と違った要求もあり柔軟な考えを持てるようになります。
難しさは、タイ人には「報連相(*報告・連絡・相談)」の感覚がなく、こちらから常に歩み寄り仕事の軌道修正を行わなくてはならない事です。よってコミュニケーション能力は必然的に上がっていきます。
※掲載内容は2017年12月にインタビューしたものです。