田上裕登HIROTO TANOUE
株式会社牧野フライス製作所
生産本部 生産技術部
生産技術三課
専用機開発チーム
2017年入社
マキノに就職した経緯をお聞かせください。
もともと手を動かすのが好きな子どもだったので、小さいころから機械やロボットに興味がありました。なので高専に進学したのは自分にとって自然な流れでしたね。高専時代は燃費を競う車を作る部活に入り、ひたすら部品作りに没頭していました。
当時、卒業研究でお世話になった先生に、マキノを紹介してもらったのが、マキノとの初めての出会いです。調べていくうちに、マキノは工作機械業界の中でも高い品質の製品をつくっていること、新しい分野として無人搬送車の開発をしていることなどを知り、この会社で働きたいと思うようになりました。
入社から現在までの経歴について教えてください。
最初の3年間は、新人研修と工作機械の外装組み立て業務をしていました。その後、無人搬送車の制御開発業務に携わり、半年前、社内の自動化システムを開発する部署に異動しました。
こちらの部署では、社内の自動組み立てシステムや、自動倉庫の立ち上げと整備、作業工程の自動化などの導入を進めています。省人化や効率化を実現させる、とてもやりがいのある仕事です。自分の背丈よりはるかに大きなロボットや機械を稼働させる、スケールの大きな点も魅力です。
田上さんは、入社以来、「自動化」と向き合う仕事をされてきたのですね。
そうですね。今は、マキノのグループ会社であるマキノジェイで、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を受けているのですが、マキノジェイではお客さまの要望をもとに、機械とロボットを組み合わせた自動化システムを提案、販売する業務に携わっています。よりお客さまに近い現場を体験することで、今後の開発の大きな糧になると実感しています。
現場を体験すると、「自動化システム」と一言で言っても、単純な話ではないことを肌で感じることができます。工場の環境も、望まれていることも、お客さまによって全然違う。つまり、完全オーダーメイドが基本です。“これがスタンダード”というシステムがないんですね。限られた予算とスケジュールの中、お客さま一人ひとりに合わせたシステムをどのようにつくっていくか、研修を通じて学んでいきたいです。
田上さんが考える、自動化システムの将来像や今後の課題は?
これからの日本は、人口減少によって労働力不足が進むといわれています。ただ単に、精度よくモノを削れる機械があるだけでは、人手不足という問題は解決できません。その意味で自動化システムはますます必要とされる分野だと考えます。
ただ、自動化システムはまだまだ発展途上の分野です。部品の組み立てをロボットでやろうとすると、人の手なら30~40分で終わる作業が、1時間、2時間かけても終わらないことがあります。ロボットなら24時間動かすことができるので、そのぶん生産性が上がると思われがちですが、朝工場に来てみるとトラブルで機械が止まっている事もあります。
やはり人間の感覚、フィーリングというのは非常に優れているんです。センサーをつけても、まだまだロボットは融通が利きません。そんなロボットを、試行錯誤しながら人間の感覚に近づけていく。それが今後の課題だと思います。
田上さんが仕事をするうえで心がけていることはありますか?
マキノでは「やってみよう」の精神が大事だと思っています。というのも、マキノの業務は職種間の垣根が低いのです。無人搬送車の仕事でいうと、私が担当していた制御部分の開発以外にも、不具合が起きたから調べてみようとか、お客さまに提出するマニュアルをつくってみようとかしていると、気がつくと制御の分野以外にどんどん業務の幅が広がっています。制御開発担当であっても他の分野の業務に携われます。
言い換えると、様々な経験を積めるということでもあります。自動化システムなら、プログラミングから機械の調整、さらに設計まで関わることができる。私はそれが楽しいと思えるし、マキノのいいところだと思っています。
幅広い知識が求められますね。
そうですね。とくに自動化システムは、複数の機械やロボットを連動させて動かすものですから、機械のことはわかるけどロボットのことはわからない、逆にロボットのことはわかるけど機械のことがわからない、という人ではうまく対応できないことがあります。
ひとつのことに特化したスペシャリストが悪いとは思いませんが、少なくとも自動化システムの現場では、幅広い知識を持った人のほうがうまく仕事を進めることができているのは確かです。
最後に、マキノを志望する学生のみなさんへメッセージをお願いします。
先ほどもお伝えしたように、マキノでは「やってみよう」の精神が大事です。新しい技術や知識が必要になったら、自分で調べて学習する。新しいアイデアを考えて、上司や先輩に提案する。そうした積極性がある方は、とくに大歓迎です。我こそはと思った方のご応募を、楽しみにお待ちしています。
Working Time & Private Time
ワーキングタイム
- 07:30
- 会社到着
- 08:00
- 業務開始
部署ミーティング
メール確認、マシントラブルチェック
部品見積依頼、購入依頼 - 12:00
- 昼食
- 12:45
- 午後の業務開始
メーカー打ち合わせ
メカ設計
レビュー資料作成 - 16:45
- 終業・退勤
プライベートタイム
お肉料理が好きなので、休日は街でステーキ屋を探したりしています。
また、日々の疲れをベランダで育てている植木鉢を鑑賞して癒しています。
※掲載内容は2023年3月にインタビューしたものです。
Working at Makinoマキノで働く人たち
※所属部署などは撮影当時のものです。
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村下伊代称
IYONA MURASHITA
株式会社牧野フライス製作所
生産本部 調達部
厚木機械課
加工プログラムチーム -
平野舜也
SHUNYA HIRANO
株式会社牧野フライス製作所
LASER事業部 営業技術部
加工技術開発課
加工技術開発チーム -
小野寺浩樹
KOKI ONODERA
株式会社牧野フライス製作所
カスタマアプリケーションセンタ(CAC)
加工技術開発部 研究グループ
基礎研究チーム -
福元僚
RYO FUKUMOTO
株式会社牧野フライス製作所
開発本部 商品開発部2
C198グループ
新機種検討担当 -
佐々木累
RUI SASAKI
株式会社牧野フライス製作所
生産本部 組立工場
主軸頭組立課
主軸組立チーム Aライン -
近藤葉月
HAZUKI KONDO
株式会社牧野フライス製作所
生産本部 調達部
ユニット調達課
厚木外注・ユニットチーム -
谷迫哲哉
TETSUYA TANISAKO
株式会社牧野フライス製作所
生産本部
厚木本体組立二課
D/V 組立チーム Aライン -
伊藤暢起
NOBUKI ITO
株式会社牧野フライス製作所
LASER・EDM事業部
LASER営業技術部
アプリケーション課
アプリケーションチーム -
櫻井彩乃
AYANO SAKURAI
株式会社牧野フライス製作所
開発本部
M1(V,iQ)開発部
V グループ -
田上裕登
HIROTO TANOUE
株式会社牧野フライス製作所
生産本部 生産技術部
生産技術三課
専用機開発チーム -
済藤貴大
TAKAHIRO SAITO
株式会社牧野フライス製作所
営業本部 国内営業部
東日本セールス2課
大宮営業所 -
徐陽
Yang Xu
株式会社牧野フライス製作所
開発本部 厚木V開発部
V2グループ -
中野佑紀
YUUKI NAKANO
株式会社牧野フライス製作所
S.I.T.本部 S.I.T.セクション
S.I.T.グループ S.I.T.チーム -
谷公美
HITOMI TANI
株式会社牧野フライス製作所
営業本部 営業企画部 -
ラミル・アブドラ
RAMIL ABDOUALLAH
株式会社牧野技術サービス
フィールドサービスセンタ
海外サービス部
プロダクトサポートグループ
欧米課欧米チーム -
辛島紘子
HIROKO KARASHIMA
マキノジェイ株式会社
加工技術部
第1グループ 第2チーム -
古川大樹
TAIKI FURUKAWA
マキノジェイ株式会社
加工技術部
第2グループ 第3チーム -
篠崎優
YU SHINOZAKI
株式会社牧野フライス製作所
EDM R&D本部 技術部
NC装置課 ワイヤ放電チーム -
山田茉央
MAO YAMADA
株式会社牧野フライス製作所
営業本部 国内営業部
金型プロジェクトセールス課 -
津田晋平
SHIMPEI TSUDA
マキノジェイ株式会社
国内営業部
国内東部営業グループ
東部セールスチーム -
益田明彦
AKIHIKO MASUDA
株式会社牧野技術サービス
フィールドサービスセンタ
テクニカルサポート部
企画グループ 企画チーム -
高野裕貴
YUKI TAKANO
株式会社牧野技術サービス
グローバルパーツセンタ
企画・推進室 -
松下左京
SAKYO MATSUSHITA
株式会社牧野フライス製作所
S.I.T本部