マキノで働く人たち

谷公美HITOMI TANI

株式会社牧野フライス製作所
営業本部 営業企画部 リーダ

谷さんは中途入社とのことですが、なぜマキノに転職しようと思ったのですか。

前職はメーカーで、海外調達を担当していました。当時からマキノの工作機械に触れていたので、親しみがありました。転職後も海外事業に関わりたい思いがあったので、マキノのグローバル展開は魅力的に映りました。
入社後、最初に配属されたのは海外営業の仕事でした。トルコ、イスラエル、ロシアの代理店担当、中国、ヨーロッパを担当しました。その後、出産・新設部署の発足に伴い、営業の企画・管理部門へ異動しました。しかし私は、現場に近いところで仕事をしていたい性分なので、人手が足りなかったプロモーションをやらせてほしいと手を挙げました。
現在は、営業企画部にてお客様が求める商品企画、プロダクトマネージメントなどを担当しています。工作機械を取り巻く環境がここ数年で大きく変化し、これまでに想像もしなかった新しい時代が始まっています。マーケットに対する商品力だけでなく、当社、当部署、私自身も成長・進化できる様、志しています。

これまでの経験で一番印象深かった内容は?

横形マシニングセンタ「a40」のプロモーションを行なった事です。会社として大々的なプロモーションをすること自体が初めてで、事前準備も関連部署との連携も、決してうまくいきませんでした。ただ、そのトライアンドエラーから得られた経験は、私にとって大きな財産になっています。
人は失敗しないと成長しないと思っています。痛いと感じて初めて、ではどうすればいいか、次はこうすればいいのではないか、と考えるのではないでしょうか。失敗を乗り越えるには、ものづくりの現場、お客様のところ、展示会など、現場に行くのが一番だと思います。社内に閉じこもらずに、どんどん外に出ていくフットワークの軽さが重要だと思っています。

営業企画の仕事で大切にされている事は?

営業企画の仕事はひとりではできません。たとえば新しい工作機械を開発しようと思ったとき、まず私たちは国内、外のお客様の声を集めます。そのためには営業部、海外グループの力を借りる必要がありますし、いただいたご意見を技術の目から見てもらうことも必要です。関連するすべての部署と協議し形にしていきます。
社内外問わず、いろんな人とお会いし、知恵を出し合い、見えない思いを形にしていくことが仕事の魅力です。ただ、知識や自分の考えがなければ相手にしてもらえません。しかも技術は日進月歩、学び続けなければ戦えない世界です。ですから人と会うことを楽しめる人、なおかつ多様性の中で広い視野と向上心、変化を楽しみ飛び込んでいける方が向いていると思います。

谷さんは子育てもされているそうですが、働き方は以前と変わりましたか。

正直、できる仕事の幅も深さも、出産前より限られています。最近まで、国内外への出張もできませんでした。時間の制約がある中で、どのように自分の強みや経験を活かすか、どのようにキャリア形成をするか、悩みは尽きません。ただ、これもよい経験だとポジティブにとらえるようにしています。いずれ子どもから手が離れたときに、再び思う存分仕事を楽しめる時が来ると思うので、それまでに仕事の幅を広げておきたいです。

会社にある子育て支援制度などを利用されたりしていますか?

時短勤務、在宅勤務の制度があり利用しています。職場の理解があるので、非常に助かっています。また当社は、福利厚生サービスを提供する会社と提携しているので、いろんなサービスを安価で受けることができます。私はハウスクリーニング業者に、お風呂の大掃除を頼んでいます。そのぶん家族との時間が増えるので、ありがたいサービスですね。子育ても仕事もがんばりたい人をサポートする体制や制度が、もっと充実するとさらに良いですね。

最後に、谷さんのようにマキノでキャリアを積んでいこうという女子学生の方にメッセージをお願いします。

当社の女性比率は、まだ1割程度です。子育て支援にしても、女性の活躍推進にしても、まだまだ完璧ではありません。ただ、女性リーダが増えていることは事実です。活躍の場は、ちゃんと用意されています。
当社には、困難な状況の中でも知恵をしぼって、試行錯誤を重ねてきた女性社員がたくさんいます。私自身、そうした同僚や先輩方にいつも助けられています。ぜひ、なんでも相談してください。私たちがしっかりサポートするので、安心して入社してほしいです。
これを読んでいる女子学生のみなさんも、数年後、ワークライフバランスに悩む日が来るかもしれません。そのときは私が経験者として、みなさんが働きやすい環境づくりをしていけたらと思っています。

OFFタイムの過ごし方

OFFといっても実際は家事(掃除、洗濯、一週間の食材買い出し、作り置きおかず作り)、子供の勉強サポート、下の子の相手で土日は潰れる、、、。
ずっと家に居ると、家事に埋没されるので、子供を連れてショッピングモールへ行き気分転換、可愛い物を見てストレス解消。
自転車で子供2人とパン屋に出かけ、ブランチ。下の子と公園遊び。時間に余裕があれば(雨の日など)料理好きの長男とおままごと好きの長女を交え、餃子、クッキー、お団子作り。

※掲載内容は2019年12月にインタビューしたものです。

Working at Makinoマキノで働く人たち

※所属部署などは撮影当時のものです。

PAGETOP